工場や倉庫の結露対策をするべき理由とは? 覚えておきたい対処法3つを解説

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工場や倉庫では広い空間のため、空調の効きが悪くて結露ができることもあります。

結露はそのまま放置しておくとカビや建物に影響するため、対策が必要です。しかし、結露対策をしなければいけない理由は、カビや建物への影響だけではありません。

この記事では、結露対策をするべき理由について詳しく解説します。さらに記事後半では、具体的な結露対策の方法について紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

工場や倉庫で結露対策が必要な6つの理由

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工場や倉庫では、結露対策が非常に重要です。結露を放置すると、さまざまな問題が発生する可能性もあります。ここでは、工場や倉庫で結露対策が必要な6つの理由について詳しく解説します。

危険防止

結露は、働く従業員の安全に直接影響を与えます。床に結露があると、転倒事故やフォークリフトのスリップ事故の原因になるからです。

実際に床が濡れた状態でフォークリフトを運転すると、滑ってしまい、ブレーキをかけても想定していた停車位置よりも進んだ場所で止まってしまう恐れもあります。想定した停車位置がずれてしまうと、作業者にぶつかったり、製品にぶつかったりするかもしれません。

また、滑りやすい床面のままでは作業できないため、清掃する必要があるため作業効率の低下にもつながります。

従業員の安全を確保し、事故を防ぐためにも、結露対策は欠かせません。

カビが発生する

結露が発生した部分を放置すると、カビが生える可能性もあります。カビは湿度が高い状態で発生しやすいからです。

カビは、見た目が悪いだけでなく、悪臭の原因にもなります。カビが増えると健康被害につながる可能性もあります。

たとえば、食品工場でカビが発生すると、製品にカビが混入するかもしれません。製品にカビを混入させないためには、早めの対策が必要です。

食品工場でのカビ対策については、以下の記事でも詳しく紹介しています。
食品工場のカビ対策!カビが生えやすい3つの条件と場所を紹介

製品に影響する

製造業などでは、出荷前の製品を段ボールに詰めて倉庫に保管しているケースも多いのではないでしょうか。

しかし、段ボールは湿気を非常に吸収しやすい素材です。結露が発生すると、段ボールが水分を吸って強度が低下し、最悪の場合は崩壊してしまうこともあります。

たとえば、機械部品や電子部品などを段ボールで保管している場合に、結露による影響を受けます。湿気を吸った段ボールから水分が製品に移ると、錆の発生や電子部品のショートなどが起こり、製品の性能や寿命を低下させる恐れがあるからです。

このように、結露は段ボールを劣化させ、保管中の製品に悪影響を及ぼします。製品の品質を維持し、出荷時のトラブルを防ぐためにも、倉庫内の結露対策は欠かせません。

害虫が発生する

結露があると、温度と湿度が上昇し、ダニなどの害虫が発生しやすい環境になります。ダニは湿度の高い環境を好むためです。

ダニは、アレルギーの原因になることがあります。また、建材が結露で腐食すると、シロアリなどの害虫が発生する原因にもなります。

害虫による健康被害を防ぐためにも、結露対策が必要です。

健康被害を起こす恐れがある

結露がある環境は、湿度が高い状態です。そのため働く従業員の健康被害を起こす恐れもあります。

たとえば、カビやダニの発生は、アレルギー症状を引き起こすかもしれません。また、高湿度の環境では、体感温度が上昇し、熱中症などの健康被害のリスクが高まります。

従業員の健康を守るためにも、結露対策は欠かせません。

工場や倉庫の劣化を早める

結露は、工場や倉庫の建物自体にも悪影響を及ぼします。金属部分では錆が発生し、腐食が進行してしまうからです。

また、材質によっては、内装が結露による水分で傷むこともあります。建材の腐食は、雨漏りやシロアリ発生の原因です。

建物の寿命をのばすためにも、結露対策は必要です。

工場や倉庫で結露が発生する原因とは?

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工場や倉庫で結露が発生する主な原因は、湿気と屋内外の温度差です。結露は、空気中の湿度が高く、壁や床などの表面温度が露点温度以下になると発生します。

製造工程で水や湯気を使用していたり、乾燥が不十分な原材料や製品があると、室内の湿度が上昇します。また、換気不十分で湿気がこもっている場合も、結露のリスクが高いです。

屋内外の温度差が大きいと、壁や床の表面温度が下がり、露点温度に達しやすくなります。とくに、外気温が低い冬季や、冷房を強めに設定している場合は注意が必要です。また、壁や床の断熱性が低いと、表面温度が下がり、結露が発生しやすくなります。

結露は、室内の湿度が高く、屋内外の温度差が大きく、換気・通気が不十分な条件が重なると発生しやすくなります。これらの原因を理解し、湿度管理、温度管理、換気・通気の改善など、総合的な対策をすることが大切です。

工場や倉庫で結露対策が必要な発生しやすい場所

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工場や倉庫では、特定の場所で結露が発生しやすい傾向はあります。結露対策を効果的に行うためには、これらの場所を把握し、重点的に対策することが大切です。

工場や倉庫で結露が発生しやすい代表的な場所を表にまとめました。

場所理由
天井・天井裏暖かい空気は上昇するため、室内の天井付近にたまりやすい
しかし、屋根は外気に触れているため露点温度に達して結露が発生しやすい
床は地面からの冷気の影響で温度が低くなりやすい
床面が冷たいと水分が結露となってしまう
冷蔵庫や冷暖房装置周辺冷蔵庫や冷暖房装置は周囲との温度差がある
温度差によって、結露が発生しやすい
窓は外気の影響を受けやすい
とくに冬季は外気温が低く、室内の暖かい空気に触れることで結露が発生する
内壁壁の断熱性能が低い場合には、外気の影響を受けやすい
室内の暖かい空気が冷たい壁に触れ、結露が発生する
表の場所は、工場や倉庫で結露が発生しやすい代表的な場所ですが、他にも配管やダクトの周辺、出入り口の近くなど、結露が発生しやすい場所があります。それぞれの工場や倉庫の環境に応じて、結露が発生しやすい場所を特定し、対策するようにしましょう。

工場や倉庫の具体的な結露対策方法4選

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工場や倉庫で結露対策を行う際、具体的にどのような方法があるのでしょうか。

一番先に思いつくのは、換気や空調設備の増設です。しかし、工場によっては充分に換気できないケースもあります。また、空調設備の増設もコストや時間の関係ですぐには対応できないケースもあります。

すぐに効果を感じられる結露対策の方法は以下の4つです。

・シーリングファンの設置
・除湿器の設置
・屋根専用遮熱パネルの設置
・結露防止塗料の施工

どれも、空調設備の増設ほどのコストをかけずにできる対策です。それぞれ詳しくみていきましょう。

シーリングファンの設置

工場や倉庫では、室内に湿気がこもりやすい環境です。結露を防ぐためには、この湿気を排出し、空気の循環を促進するようにしましょう。

そこで効果的なのが、シーリングファンの設置です。シーリングファンを天井に設置することで、室内の空気を循環させられます。これにより、湿気がこもりにくくなり、結露の発生を抑える事が可能です。

当サイトでも、シーリングファンの取り扱いをしています。「大型シーリングファンeneFAN(エネファン)」は、工場や倉庫での使用に適しており、効果的な空気循環を実現します。

除湿器の設置

除湿器の設置も、結露対策に効果的な方法の一つです。除湿器は、室内の湿気を取り除くことで、結露の発生を防げます。

除湿器の設置には、一定のスペースは必要ですが、工事不要で設置できる製品もあります。工場や倉庫の環境に合わせて、適切な除湿器を選択することが重要です。

屋根専用遮熱パネルの設置

屋根と室内の温度差も、結露の発生原因の一つです。この温度差を減らすために、屋根専用の遮熱パネルを設置することも効果的です。遮熱パネルは、主に暑さ対策や熱中症対策で使用されますが、結露対策にも役立ちます。

当サイトでも取り扱いのある「ぴたっとECOパネル」は、工場や倉庫の屋根に設置することで、屋根と室内の温度差を減らし、結露の発生を抑えられます。

遮熱パネルの設置は、快適な室内環境の維持にも効果的です。

結露防止塗料の施工

結露防止塗料の施工も、効果的な結露対策の一つです。結露防止塗料は、調湿と断熱の効果を持っており、結露の発生を抑えられます。

塗料は、工場や倉庫のさまざまな場所に施工できるため、汎用性が高いのも特徴です。また、空調機器と違い、ランニングコストがかからないのもメリットです。

当サイトでも取り扱っている「スーパーボーロ」は、優れた結露防止塗料として知られており、工場や倉庫での使用に適しています。

工場や倉庫の結露対策をして快適な職場環境を目指そう

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工場や倉庫の結露対策は、建物の保全、製品の品質維持、従業員の安全と健康確保のために欠かせません。適切な結露対策を行うことで、生産性の向上や業務の効率化が期待できます。

快適な職場環境を目指して、結露対策に取り組んでいきましょう。