冬の作業効率ダウンを防ぐ! 工場・倉庫の寒さ対策方法

四季のある日本では必ず「寒い冬」が巡ってきます。
日本の夏の気温と湿度はマニラ(フィリピン)に近く、冬の寒さは北欧のストックホルム(スウェーデン)なみと寒暖差が激しく、暑さ対策や寒さ対策が欠かせません。
工場や倉庫をはじめとする労働の現場において、「寒さ」は作業効率を低下させるといった研究結果も報告されています。

コーネル大学の人間工学研究所によると、労働環境の温度と作業効率には相関関係があり、寒い環境で働く労働者はミスが増える為、1時間あたりの人件費が10%増加する可能性があると推定しています。

引用:Cornell Chronicle
https://news.cornell.edu/stories/2004/10/warm-offices-linked-fewer-typing-errors-higher-productivity

このように、寒さを感じる労働環境がミスを生む原因の一つになります。だからこそ、安全が何よりも優先される工場や倉庫では一刻も早く改善策を講じる必要があります。

そこで今回は、工場倉庫の寒さ対策についてお伝えます。

なぜ冬場の工場や倉庫は寒いのか?

一般的なオフィスと違って、工場や倉庫などでは、ほとんどの人が「寒い」「冷える」と感じているのではないでしょうか?
ここで改めて、その原因について考えてみまましょう。

1. 施設面積が広く天井も高い

工場や倉庫は、安全な作業や貨物の保管のため、十分な空間が必要です。
そういった空間では暖房効率も悪く、室内を隅々まで温めることは難しいので、
「寒い」「暖房が効いていない」と感じてしまいます。

2. 設備や構造の問題

工場や倉庫は、コンクリート床が一般的なので、それほど気温が低くない場合でも足から冷えを感じます。
また、広さに対して暖房設備が十分でない、開口部が大きい、閉め切れないなどの問題もあります。

3. 業務内容による問題

工場や倉庫では、「常温」「冷凍」「冷蔵」など、製造したり保管する品目による温度設定があり、現場の従業員はそれに合わせるしかありません。

寒さによる「冷え」が及ぼす影響とは

記事の最初でもお伝えしていますが、寒さは作業効率を低下させる要因です。
では、寒くなると工場や倉庫ではどんな現象が起こるのでしょうか?
寒さによる冷えにスポットを当てて、従業員に対する影響を見ていきましょう。

体調不良の原因になる

身体が冷えることで、体力が奪われて風邪を引きやすくなったり、慢性的な肩こりや腰痛の原因になったりと、他の疾病の引き金になったりと、健康に影響を及ぼします。

注意が散漫になる

極端な寒さによる冷えは、人の注意力や判断力を奪います。
工場や倉庫で注意が散漫にれば、重大な事故を引き起こす可能性が出てきます。

モチベーションが下がる

仕事とはいえ、厳しい労働環境下では、作業を早く終わらせたいという気持ちが働きます。また、長くは続けられない、辞めたいなど、離職率も高くなります。

結果、生産性が低下する

どんな寒さ対策が有効?

工場や倉庫の「寒さ問題」は構造・業務内容に由来していることがわかりました。
ここからは、「設備」「従業員」のそれぞれの対策方法をご紹介します。

おすすめ暖房器具・設備

ビニールカーテンで仕切りを設ける

広い空間や、扉を締め切りにできない場合は、ビニールカーテンで間仕切りすることをお勧めします。

取り付けや取り外しが比較的簡単で、コストも抑えられますので、広い空間や、人や荷物の出し入れが多い空間に適しています。

大型ストーブの設置

空調設備を見直すことも考えられますが、広い工場や倉庫で新たに業務用のエアコンなどを導入することは、コスト面でも施工面でも負担が大きく、現実には難しいケースがほとんどです。

大型ストーブなら、従業員の配置や作業場所によって移動もできるので、即効性も高く、低コストで現場の寒さを緩和することが可能です。

遠赤外線仕様のストーブや、温風を送り出せるもの、移動が簡単なものなど、機能やパワーも様々なので、自社に合った機種を選ぶことも可能です。

サーキュレーターを併用すれば、温かい空気を隅々に送ることができ、暖房効率が上がります。

解決ファクトリーでは、業務用大型タイプでスポットから広範囲まで幅広くカバーするストーブ&サーキュレーターを販売しています。

設備や機器以外の防寒対策

「寒さ」の感じ方には個人差もあるため、工場や倉庫で働く人には、職場環境に合わせたある程度の防寒対策も必要です。
設備や機器以外の防寒対策もあわせて行いましょう。

発熱系の防寒アイテムを着る

最も手軽な防寒対策のひとつが、衣類による防寒です。
発熱系の下着や靴下の着用など、着膨れせず作業に影響しない薄手の防寒アイテムが便利です。
個々による着衣の他に、ユニホームとして防寒着を支給する場合もあります。

カイロで温める

使い捨てカイロなどによる体温調節も効果的です。
貼るタイプなら、お腹や腰など冷えやすい部位を効果的に温められますし、揉むタイプならポケットに入れて、手指の冷えを緩和したい時などに活用できます。

まとめ

  • 寒さを感じる環境では、作業効率が下がるだけでなくエラーにつながる可能性が増える。
  • 気温が低いと労働者の1時間あたりの人件費が10%増加する試算結果も出ている。
  • 寒さによる「冷え」は、従業員の健康にも悪影響を及ぼす。
  • 寒さ対策をすれば労働環境が改善されるだけでなく、生産効率の低下を防げる。
  • 広い空間で効率良く暖房するには、ビニールカーテンや大型ストーブ・サーキュレーターの設置が効果的。

今回は、工場や倉庫の寒さ対策についてお話ししました。
これまで「倉庫は寒いのが当たり前」とか、「工場だから仕方ない」と放置していた企業でも、深刻な人手不足問題による労働環境改善のひとつとして、寒さ対策に取り組んでいます。

高額な設備投資や、大規模な改修を行わなくても、素早く手軽に導入できる防寒対策もありますので、自社に合った「寒さ対策」選びで、冬を乗り切ってください。

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